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不妊症

不妊症生殖可能な年齢で避妊をせずに健康な性生活をしているのに一定期間(約2年)妊娠しない場合を不妊症と言います。一般的に夫婦間で1年以内に妊娠する確率は80%、2年以内では90%と言われています。

これは日本国内では、原因は様々ですが10組に1組の確率で不妊症という事になります。

不妊の原因

不妊の原因
不妊症の原因では、男女別にみると女性側の因子の問題が約70%、男性側の因子が約30%という割合になります。この女性側の因子の中で卵管の問題が3~4割と一番多く、次いで排卵の問題が1~2割程度占めると言われています。また、男性側の因子として原因が多いのは精子の異常(減少症・無精子症など)があげられるでしょう。他に勤務過度などにより排卵時に性交ができないという社会的問題もあります。

以下、不妊症の原因を西洋医学的および東洋医学的見方に分けます。これは、西洋医学と東洋医学は医学の発想が違いお互いに混ぜて考える事ができません。ですが、それぞれの長所や短所がありそれぞれを融合させよい治療が出来ればと思います。

西洋医学は病院などで検査をして器質的変化(排卵の異常・卵管の問題など)をみて薬や手術などで治療をします。
ですが東洋医学では、機能的変化(機能の強弱など)などを見ており3000年以上の経験医学と言えるでしょう。

西洋・東洋医学的観点

▼西洋医学的

女性の場合

女性が原因の場合は、子宮内の血液循環が悪くなりホルモンの分泌が低下することが多いようです。これを、分類しますと

排卵の問題
排卵を起こすためホルモンに問題があり卵巣で卵胞が上手く発達しない。
着床の問題
子宮内膜が薄かったりするための支給内膜の不良。内膜ポリープや子宮内膜症などで起こることがあります。
卵管の問題
卵管の閉塞(狭くなる)などにより卵子が取り込まれない。
子宮内膜症による問題
年齢の問題
30歳を超えると卵子や子宮の老化が始まり30歳半ばに差しかかると急激に老化のスピードが上がる。
原因不明
原因が特定できないもの
男性の場合

男性も不妊の原因になる事があります。その確率は年々増加傾向にあります。
原因として

精子の数の問題
精子が環境ホルモン等の影響により減ってきています。
精子の質の問題
無精子症(精子がないもの)、乏精子症(精子の濃度が低い)、精子の奇形など
精子の通路の問題
精管といわれる精子の通り道に問題がある場合があります。
男性性機能障害
男性に問題がある不妊の約2割を占め増加傾向にもあります。この男性性機能低下も3種類あり、 a)機能的ED(ストレス・不安等の精神的問題)
b)器質的ED(糖尿病や高血圧、直腸がんなどのの影響で起こる)
c)混合型(機能的ED+器質的EDであり、3種類の中で一番多い。

▼東洋医学的

東洋医学では、すべての疾患を五臓六腑の虚(弱ること)や実(強く出ること)や気(神経系)や血(ホルモン系など)のバランス等により起こると考えている理論です。
この不妊症は東洋医学の古典の「備急千金要方」や「神農本草経」などによると4つに分類されます。

腎虚(腎経の機能が低下する事)
女性の体は年齢の7の倍数で成長すると言われています。14歳で月経が始まり子供を作る事ができ、28歳が最も体が充実しており、49歳で衰え初め月経が終了するという流れになりますが、これは腎気の活発さが影響します。つまり、不妊では、腎気の低下(腎虚)が原因となるのです。
以下症状があったら該当するかもしれません。
a)膝や腰がだるい
b)生理不順
b)疲れやすい
d)めまい
痰湿(たんしつ)
脾や腎の機能低下の人が過食をしたり、肥満の人が湿の問題を起こした場合に起こります。症状は神経疲労や倦怠感などがあり、気血の流れが悪いと卵巣機能不全などに陥ることになります。この痰湿とは体中にある余分な水分や老廃物の事をさします。体液がサラサラにならず、余分な体内の熱が加わり体力があるのが特徴です。
以下症状があったら該当するかもしれません。
a)太りやすい
b)むくみやすい
c)月経量が少ない
d)月経周期が長くなったりする
肝鬱
精神的ストレスなどで肝の機能低下が起こり、無排卵や卵巣機能不全等が起こりやすくなります。以下に該当したら肝鬱かもしれません。
a)めまい
b)こむら返りがしやすい
c)筋肉が張りやすい
d)顔色が黄色っぽい
血瘀
冷え性や月経痛などの下腹部の血流低下により起こります。血液の質が悪くなると全身の血行も停滞し、体の隅々まできれいな血液を送ることができず冷え性を作ります。特に腹腔内にお血(おけつ)があると、子宮や卵巣が冷えて悪影響を及ぼします。東洋医学ではPMSや子宮内膜症、子宮筋腫はお血(おけつ)が原因とされています。
以下の症状があったら該当するかもしれません。
a)月経周期が比較的長く月経量が少ない。
b)月経の色は暗紫・月経痛・下腹部にしこりのようなものがあり押すと痛い。

不妊の鍼灸治療

不妊の鍼灸治療

不妊の鍼灸治療の基本は上記原因の東洋医学的な原因を探し、それに合った経穴(つぼ)を選択し体全体的に血や気、リンパの流れを調整す事により体質改善を目的としていきます。
また、鍼灸治療を開始してすぐに妊娠するという事はありませんが、以下の体の変化が起こってきます。

  1. 基礎体温の改善
  2. 冷え性の改善
  3. 卵巣機能の向上
  4. ホルモン調整
  5. 生理不順の改善
  6. 精神的安静
  7. 卵管機能の調整 など

不妊治療までの流れ

  1. お電話で予約を取ってください。その時に、「不妊症の治療をしたい」と言ってください。
  2. 来院
  3. 問診および相談(プライバシー保護のため個室で行います)
  4. 診察(脈診・舌診などの東洋医学独特の方法+骨盤ズレチェックなど)
  5. 治療(不妊はり、不妊灸、温熱療法、特殊電気、整体など 患者様にあった治療内容を選んでおこなうオーダー治療です)

鍼治療が初めての方へ

ハリは痛くありません。痛いような怖いようなイメージが強いですが、蚊が人にハリを刺すときって痛くないですよね。それと、同じぐらい痛くないように特殊加工されたハリを使用し訓練された技術者が施術をいたしますので、実際の鍼(はり)治療の感覚はマッチ棒でトントン軽く叩かれている感じでしょう。
また、当たり前の事ですが国内産の完全使い捨ての鍼(はり)を使用しておりますので感染のリスクはありません。

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お電話でのご予約・お問い合せなら、すぐに対応させていただきます 当院では、お一人ひとり丁寧に問診し、的確な施術を行うべく、しっかりとアドバイスいたします。 どんなご質問でも親切丁寧にお答えしますので、安心してお電話ください!
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院長 山内 啓至

本記事の文責山内鍼灸接骨院

院長 山内 啓至

・厚生労働大臣認定 鍼灸師免許(鍼灸学士)
・厚生労働大臣認定 柔道整復師免許
・日本鍼灸師会会員・静岡県鍼灸師会会員
・厚生労働省認可 NPO法人 全国柔整鍼灸協同組合会員
・一般社団法人 日本小児はり学会会員

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